ブレードは、ステンレスの線材または帯板をフレキシブルチューブの外周に編み組んだものです。ブレードの役割は、加圧によるフレキシブルチューブの伸びを防ぐとともに、外部から保護することです。ブレードにはその素材形状により、丸線ブレード、平線ブレード、綾織ブレードの3種類があります。

丸線ブレード

素材に線材を用い、数本の線材を平行に束にして、フレキシブルチューブに編み組んだものを丸線ブレードと呼んでいます。

柔軟性があり、繰返し頻度の高い変位を吸収するのに適しています。

内圧が高い場合には、ブレードを2重にします。

250A以下のサイズまで製作可能です。

平線ブレード

素材に帯板の材料を用い、フレキシブルチューブに編み組んだものを平線ブレードと呼んでいます。

丸線ブレードと比較して、内圧に対する強度は優れますが、柔軟性が劣るため、繰返し頻度の低い変位を吸収するのに適しています。

内圧が高い場合には、ブレードを2重にします。

50A以上のサイズで製作可能です。

綾織ブレード

丸線ブレードに用いる線材を平板状に編み組み、この平板状のものをフレキシブルチューブに編み組んだものを綾織ブレードと呼んでいます。

強度が高く、柔軟性にも優れています。

50A以上のサイズで製作可能です。